休日の外食で今1番気に入っている店が[Kihara]です。狭いし綺麗でもないし、凝ったものや豪華メニューが有るわけでもないのに、旧知のお客様に紹介されてから、もう7.8回足を運んでいます。50がらみの店主(この人が多分木原さん)と、いつもテキパキ忙しく立ち働いている女性(年齢不詳、2人の関係不明、サービスしてくれるお酒はいつも大盛り!)のたった二人が絶妙のコンビネーションで、いつも満席の店を明朗に切り盛りしています。固定メニューもあるのですが、その日の仕入れで刺身や肉や焼き物、揚げ物その他の当日のメニューが書かれているようです。僕達がよく通うようになった理由は暖かいアットホームな雰囲気もありますが、1番には[予想を大きく覆す美味しさ!]だと思います。だって最初に店に足を踏み入れた時には正直、期待できませんでしたから。今になってみれば大変失礼しましたッ!ですよね。最後に値段の事ですが…。いいんですか?本当に? こんな値段で?ってところです。飾らず、おもねらず、そして謙虚に…僕も今更ながら勉強になります。 本当は教
えたくないのですよ、満員で断られるのは嫌ですからね。TELは075-752-2101 要予約。
月別: 2011年1月
「冬ごもる 部屋にシチューの 湯気温し」ーYujiー
ふと思い付いて、g320円のシチュー用牛肉を1㎏、ハインツのドミグラ缶を2缶、メークイン、玉ねぎ、マッシュルームを買って帰り、ビーフシチューを作りました。ひどい二日酔いの寝覚めと、塞いでいた気分をどうやって晴らそうか。時間のかかるシチュー(なぜシチューだったのか僕にもよく分からない)を作ることで、何も考えずに時間をつぶせると思ったのでしょう。多分…。無心になって料理を作るのは、ストレスの発散になるのです(僕の場合は特にね)。下拵えからざっと2時間。適当に?作った割りには、旨いぜ!! 眉根にずっと寄っていた不機嫌そうな皺も、味見と同時に消えていたと思います。僕の分を冷蔵庫に、残りは店に持って行きました。店の子たちにもお客様にも好評だったで、取って置いた僕の分も店に持って行くことにします。
出しついでに Chris Connorと2shotもエイヤッ!と大放出。どうです? 若いでしょ
Anita O'Day live in'63'&'70
書棚のPhoto flameに2人のJazz singerとの2ショット写真が飾ってあります。1人はChris Connorそしてもう1人がAnita O'Dayです。30年ほども前に、僕が祇園の老舗NightClub(本来の意味のね)[Repos]で働いていた時、記念に写してもらったものです。Chrisは去年になくなったのですが、Anitaも6年前に死んでしまっていたのですね。過日のBSの[JazzFile]という番組。live映像は63年と70年、北ヨーロッパの2都市で収録されたもので、Anita全盛期のダイナミックでスイング感溢れる歌声を堪能する事ができます。有名なモントレーJazzfes[真夏の夜の夢]での超高速[Tea for two]の再現も懐かしく、これぞ[Jazz!]これぞ[JazzVocal!!]。酔いました。またBackのPiano trio、特にDrumのBrushの音が歯切れ良く流麗で凄い!(John-poole)。ところで今回初めて素顔を晒してしまいました。お見苦しい物をお目に掛けます。ー Yuji ー
「白銀の 貼り絵のごとき 月凍え」ーYujiー
「カウチにて 清水辰夫と 冬ごもり」ーYujiー
日曜未明からの雪は、大晦日ほどには積もらなかったのですが、間断なく降る雪と厳しい寒さで、外出もままならない休日となってしまいました。でも、やらなければならない事は、やはりあるわけで昨日の場合はカレーを仕込むこと(肉も3キロ買ってしまってあるし)。玉ねぎは正月休みにコンフィしてあったので、あとはいつもの手順通り…。すこぶる旨いカレーの出来上がり。ざっと50皿分ほども1度に作るんですよ。カレー専門店でもないのに。今日になって小分けして全部冷凍庫へ。さて、する事がなくなった日曜の長~い夜はと言えば、取り貯めたビデオやDVDを見たり、読書したりして過ごします。過ごすと言うより、遣り過ごすかな??テレビ前のマッサージチェアに座り込み、まるで根が生えたように動きません。昨夜は清水辰夫の半自伝的連作短編集「きのうの空」を読み終えました。遅ればせながらの清水辰夫ファンになってしまいました。そして今朝の朝刊には、松井今朝子の新刊「吉原十二月」本日発売!との宣伝が…。早速買いに行きましたよ。「吉原手引草」「仲蔵狂乱」を読んだ時の興奮が忘れ難く。
「笹が揺れ 振り袖揺れて 初恵比須」ーYujiー
三条通り東山を一筋東、[古川町商店街]は南に抜ける、ほんの短いアーケード通りです。中ほどを東、白川近くのマンションの一階に「喫茶fe カフェッさ」はあります。変な名前の喫茶店ですよね。通うようになってから2ヶ月以上になるのですが、小さな店はいつも一杯、よくはやっています。最近ではほとんど毎日行っていますし、1日に2回行った日もありました。コーヒーは勿論美味しいのですが、フードが安くて旨いのです。パスタやパン系、ライス類、全て及第点ですね。でも僕が通う1番の理由は[居心地の良さ]なのです。それって喫茶店にとっては大事な事だと思いませんか? 廉価なチェーンの喫茶店も沢山ありますが、この店の持っている空気、雰囲気、個性、すなわち[居心地の良さ]は値段ではありません。ちなみに[カフェッさ]は400円、フード類は概ね600円位です。閑話休題、さてさて、今日は成人式と十日戎、おまけに初詣も重なって、四条通り、八坂神社、今宮戎辺りは大変な人出でした。晴れ着姿の若者たちが数多く見かけられ、好天も手伝って、賑やかで華やいだ祝日の1日でし
た。年々振り袖姿は少なくなっているようですが、やはり良いものですね。一緒に歩いている男の子の顔の、半分照れて、半分誇らしげな様子が、見ていて微笑ましいものでした。