「初雪を へっぴり腰で 踏みにけり」ーYujiー

昨夜5時に就寝、11時半に目覚めカーテンを開けて一面の雪景色にびっくりしました。短時間でよくこれだけ積もったもんだ。コーヒーと買い物に出掛けたのですが、3度も滑って転びそうになりました。雪道はゆっくりと慎重に(へっぴり腰)で歩いて下さい。京都市内では久し振りの積雪です。良くなかった今年を白く浄め、来る年をまっさらな[白]い気持ちで迎えたいと思います。明日も雪、年跨ぎの雪ですね。新年が良い年になりますように。それでは良い年をお迎え下さい。

「冬深々 曇れる夜空 星一つ」ーYujiー

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大阪、難波千日前にある老舗カレーライス屋[インディアンカレー]を知っていますか? 姉に連れられて初めて行ったのは50年以上前! 確か小学校高学年だったと思います。ですから創業してから何年になるのでしょうね。その頃は千日前の本店だけだったのですが、今では僕の知っているだけでも、6、7店舗あります(どうして京都に出店しないのだろう_恨)。大阪へは京阪電車で行きます。ですから最近はもっぱら淀屋橋駅から徒歩3分の[ODONA]店を利用しています。各店によって味が微妙に違うのです。ですから、どこかの"工場"で一括してルーを作っているというわけではないようです。ここ[ODONA]店は中でも一番ホットでスパイシー。付け合わせのキャベツの甘酢との相性も抜群と言えます。食べている時の僕の顔は、自分では見えないのだけれども、多分眼を細めてうっとりとした顔をしていると思いますよ。写真は僕のいつものオーダーで、ルー多め玉子入り、ピクルス大で1030円。電車に乗っている時からカレーで頭は一杯、淀屋橋に着いてからは、早足で店に一目散。50年も経っ
ているというのに、僕をこんなにさせてしまう[インディアンカレーの魔力!]とは、一体何なんでしょうか。

「冬陽差す 路地の奥飛ぶ シャボン玉」ーYujiー

NHK[今日の料理]のレシピで叉焼(読めますよね、チャーシューですよ)を作ってみました。陳式ですから四川風なのかな? 1時間煮込まなければならないのですが、ポイントは煮汁に砂糖の換りに缶詰のパイナップル(フードプロセッサーで粉砕)を入れて煮込むことのようです。こうすると柔らかい叉焼に仕上がると、講師の陳 建一がいつもの笑顔で解説していました。一晩置いて店の付きだしに…。さて出来上がりは? ちょっと びっくりの「プロの味」! お客様にも好評でした。

Barbra Streisand Live in Florida

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「彼女の魅力を一言で言えば?」と聞かれたら「Gorgeous!」と答えます。NHK BSで再放送されていたBarbraの2006年のLiveを今夜は見ています。僕の大好きな曲[Somewhere]から始まるLiveAlubum「One voice」(Live映像あり)が1986年でしたから、20年ぶりのツアーなのでしょうか。「OnVoice」の収録曲は大ヒットしたAlbum「追憶のブロードウェイ」からのもの。良く知られた名曲の数々を夜の野外(なんと彼女の牧場)で歌い上げます。そして今夜も聞くことができました。[Somewhere]。彼女が歌うと、この歌が平和を希求する祈りの歌であるということが良く理解できます。多彩な声と表現。時に繊細、時に力強く雄大。でも、MCは可愛くユーモアたっぷり。その自在なショーウーマンスピリッツに、今夜は圧倒されてしまいました。やはり男はSinatra、女はBarbraなのですよ。断言!

「歳暮れて ほろほろ酔いし 人恋し」ーYujiー

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冷たい雨が朝から降っています。雨の日は(閉じ込められ)てしまい、周りの世界からも一人放っておかれているような気分になってしまいますよね。特に今日のように冷たい雨が降り止まない日は…。 さてさて 日曜日(昨日)、独居老人の正しい時間の遣り過ごし方、僕の場合は前にも申し上げた通り音楽を聞きながら料理を作る事ですね。昨日は筋こんを炊き、胡瓜のピリ辛酢漬け(写真)を作りました。簡単に美味しく作れますよ。BGMは久し振りにSimon&Garfunkel。1981年、NewYorl、SentralParkに52万人!を集めた、伝説的と言われるLive(VHS)です。彼らのコンサートはいつもMrs.Robisonから始まります。Simonの軽快でビートの効いたGuitarのIntoroがかき鳴らされると、たちまちの内に(若かりし頃)に引き戻されてしまいます。

明日(12月10日)で62才になります。

皆、同じような感慨を持ちながら年を重ねて行くのでしょうね。若い頃は遥か遠くだと思っていた[老境]に自分がさしかかっていることに、今更ながら驚いています。昨夜来られた長年(35年以上!)のお客様が言っておられました。「雄ちゃん、65過ぎるとほんまにガクッとくるでー」70才になろうという方の呟きはリアルでした。でも加齢にも個人差があると思う事にしましょう。もう少し祇園町に居たいものですから…。何だか年増芸者の繰事みたいになってしまいました。

Keiko LeeがPaydayで弾いた!歌った!

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昨夜 長年のお客さんが Jazz vocalのKeiko Leeさんを連れて来てくれました。確か4度目の来店だったと思うのですが、昨夜は興が乗ったのか、初めて歌を歌ってくれ(As time goes by)、おまけに彼女のピアノで店の女性ピアニストが一曲歌うというおまけまで付きました(My foolish heart)。彼女にリクエストしたことは一度もなかったのですが、昨夜は彼女自身のリクエストでした。ハウスピアニストと相性が会ったのかもしれませんね。CMなどでも耳に馴染みの彼女の深いアルトを間近で生で聞けたのは、嬉しいことの少なかった今年の出来事の中で、[特筆]の喜びでした。

「午前四時 切っ先鋭き 寒の月」ーYujiー

僕にはone and onlyと言える友がいます。その友の息子の結婚式に、今日参列してきました。子供を持てなかった僕にとっても、我が息子なのです。今時の若者なのですが、両親の美点を過たず受け継いだ息子であることを再確認出来たことが、今日の喜びでした。生涯の我が友と共に、親の気持ちを味わうことができました。 さて、冒頭の一句は、冷え込んだ日の帰路、南東に鋭く銀色に輝く三日月を仰ぎ見た時に浮かんだ句です。京都の冬、未明の月は深々として、端然であります。