2014/04/17

外国で列車や飛行機事故、テロ事件そして大規模災害などが起きる度、日本の新聞やテレビニュースの中でのある報道に、いつも強い違和感を覚えています。
乗客名簿に日本人と見られる名前はなかった、事件事故に巻き込まれた日本人はいない模様といった報道が必ずなされますよね。
事件の被害にあった日本人、事故や災害にあった日本人が判明した時点で初めてニュースにすればよいと思うのです。
昨日韓国で約470人を乗せた大型客船沈没という悲惨な海難事故が報じられました(17日朝刊、行方不明277人とあり)
乗客のほとんどは済州島への修学旅行生だったそうです。
息子や娘、兄姉弟妹を送り出した家族の心痛はいかばかりでしょう。
この度の事故報道でもやはり、日本人乗客はいない模様と、アナウンサーはいつものようにニュース原稿を読み上げていました。
まるで災難にあったのは外国人ばかりですから、どうぞ日本の皆さんは安心、安堵してください、と言ってるように僕には聞こえてしまうのです。
いくら遠く離れた外国での事故と言えども、被害者とその家族たちの心情に対する想像力が少しでもあれば、報道も違ってくるのでは…
そんな思いを抱いているのは僕だけなのでしょうか。

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