2014/04/02

携帯電話、化粧ポーチにイヤリング、今の季節ならマフラーショール。お客様の忘れ物は様々です。
先週の土曜日の忘れ物はなんと煙管(キセル)。
分厚い革製の入れ物は専用のケースらしく、開けて見ると煙管に刻みたばこ、ライター等が整然と納められていました。
懐かしく思ったのは、若かりし頃の父(僕がまだ幼い頃です)が煙管タバコを吸っていたからです。
火鉢の前に座り、葉を詰め火を着けて二口三口吸っては、火鉢の縁に小気味よい音を立てて灰を捨てていた、大工の棟梁だった父の壮年の日の姿をくっきりと思い出し、しばし感慨に耽りました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です