2014/06/05

昨日.珍しくぽっかりと時間が空いたので.京都国立博物館「南山城の古寺巡礼」展を見てきました。
南山城…10年以上前の良く晴れた春の日に.友人と加茂町にある浄瑠璃寺を訪れたことがあります。
御堂に居並ぶ壮大な九体阿弥陀仏に圧倒され.そしてその御堂を望見出来る池と三重の塔を配した見事なお庭に.離れがたい思いを抱いたのを覚えています。
その浄瑠璃寺からは今回大小5体の四天王像が出展されています。
30センチに満たない可愛い?四天王には当時の彩色がよく残っていて.まるで今流行りの精巧なフィギュアを見ているようでした。
そして四天王に踏みつけられている餓鬼たちにも.小さいながらそれぞれに豊かな表情があり.想像力をかき立てられます。
大きな持国天像も一体。その憤怒の形相は歌舞伎役者の見得の一瞬を見ているようです。足下の餓鬼は正面を向き.なぜか幸せそうな笑みを浮かべているのですが.踏みつけられて.尚嬉しそう。
浄瑠璃寺再訪かなえたいものです。
ほど近い一休寺まで足を伸ばし.傍らのベンチに腰掛けお手製弁当を広げたのも懐かしい思い出です。

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