2014/04/25

宇治の一軒家に住んでいた30代の一時期、柴犬を飼っていました。
36才で最初の店を持ち、祇園近くでマンション住まいを始めたので犬を手放さざるをえなくなり、知り合いの家にもらわれて行きました。
「ぺこ」と名付けて可愛がったその犬を思い出すのでしょうね。 柴犬を見ると、いつも必ず足が止まり、見とれてしまいます。そして見ているぼくの顔は、だらしなく緩んでいるのです。
顔を持ち上げすくっと立った時の姿勢の良さ、ご主人と散歩をしている時の跳ねるような足取り、忠実そうな黒目がちの目…好きですね。
           写真の柴犬は有名な「一力茶屋」の南の通りにある、こちらも立派な「西村」という置屋兼お茶屋の飼い犬、雌のリリー(僕が勝手に名付けました)
軒先に繋がれて、いつも、気怠そうに座っていたり眠っていたりで柴の凛々しさは欠片もありません。たまにさすがお茶屋の飼い犬。年増芸妓のような姉さん座りをしていて笑わせてくれます。

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