2014/07/23

大リーグ、シンシナティレッズにチャップマンというキューバ出身のピッチャーがいるのですが、彼はミスター100マイル(160キロ)と呼ばれているそうです。
オールスターゲームでリリーフ登板し、球場の電光掲示が最速の101マイルを表示した時(写真)、観客の「オーッ」というどよめきで球場全体が揺れているようでした。
かたや日本のオールスター。日ハム、大谷翔平が1イニング23球投げ、内12球が160キロ超え、最速162キロ(101マイル)を記録しました。その瞬間甲子園球場も驚嘆の声で揺れたことでしょう。翌日の各紙朝刊はその快挙を一斉に大きく取り上げていました。お堅い朝日が一面写真付きの掲載でしたものね。和製ハンドレッドマイラーの登場です。
僕は日本人投手に160キロ超えは無理なんだろうと思っていました。黒人で筋骨隆々、しかも身長2メートル近い投手が投げれるボールであろうと…
嬉しいですね。若干二十歳ですよ。まだ体は大きくなります。その時一体どれほどのスピードボールを投げるのでしょう。
はにかんだような笑顔がかわいいし、童顔にはまだあどけさが残っているし、同期の目つきの良くない誰かのように、ふてぶてしくもないようだし…大リーグに行けばスーパースター間違いなしですよ。
大リーグでの彼の活躍を早く見たいものです。日本にも、こんなに若くてすごいピッチャーがいるんだということを、アメリカ人に知らしめたいではありませんか。

2014/07/22

20年前に公開されたティムロビンス、モーガンフリーマン(20年前から彼はすでにおじいさんだったんですね)主演「ショーシャンクの空に」は今も、特に男性に人気があり、好きな映画ベスト…などには常にランクインしているようです。
以前に一度観たのですが、よく覚えていなかったのもありBS3で放映したのを録画。先日改めて見直しました。
よく覚えていないのも道理です。駄作とまでは言いませんが2級映画です。
映画とは作り物。でも観客が映画に引き込まれるためには、それなりのリアリティがなければなりません。予定調和なストーリーと薄っぺらな人物造形、嘘くさく有り得ないセリフとシーンの数々。詰まるところ責任は脚本家と監督にあります。
主演俳優2人の存在がなければ最後まで観るのは困難だったと思われます。
「ミリオンダラーベイビー」のモーガンフリーマン。「ミスティックリバー」のティムロビンスが好きなのですが、どちらもクリントイーストウッド監督作品です。
映画とは、やはり監督のものなのですね。

2014/07/19

7月8日の当ブログで触れた黒川博行の最新作で、今回の直木賞候補にあがっていた「破門」。受賞しましたね、6度目の候補だったそうです。彼の小説の長年のファンとしては、手を打って一緒に喜びたい気持ちで一杯です。それにしても読み終えた本が、その翌日に権威ある賞を授かるとは…嬉しい驚きでした。
受賞作「破門」は疫病神シリーズの5作目で僕は今作も含めて全作読了済み。シリーズの中では「国境」が最高に面白く興奮しました。
喧嘩がべらぼうに強く、イケイケでありながら実は計算高く緻密なところのあるダンディーヤクザの桑原と、土木や解体のさばきを生業にしている、一見弱っちく見えるがちゃっかり者の建設コンサルタント、二宮のコンビ。
2人の活き活きとした大阪弁での会話のやりとりは、時に切迫した緊張感を生むかと思えば、また時には黒川流ユーモアで読者の緊張をほぐし思わずニンマリとさせてくれます。
かなりの長編小説なのに、スピーディーな展開と会話文のテンポの良さで、それこそあっという間に読み終わってしまいます。シリーズおなじみの脇役たち(悪徳刑事の中川、若頭小嶋や医者の内藤など)のキャラクターも健在で、小説を彩り豊かなものにしています。
僕と同学年65才。待ち望んだ直木賞受賞でしょう。数多い彼の旧作も「再発見」され増刷されて、今日から書店の棚に並べられているはず(祝、直木賞受賞!の帯を巻かれて)。ご同慶の至りです。

2014/07/18

祇園祭りの昨日、今年一番の暑さだった昼間から夜遅くまで「ほいっとーほいっと」の掛け声が、祇園の通りのあちこちから響いていました。
白法被姿、汗だくの若者たちが神輿を担いで勢いよく練り歩くさまも祇園祭の一部、毎年繰り返されてきた真夏の風物詩です。
ほいっと~の掛け声の由来は豊作祈願と稲穂、両方の「ほ」の音(おん)から来ているらしいとお客さんに教えてもらいました。ほんまかいな~。
「神輿揺れ ほいとほいとの男伊達」 Yuji
明日から学校は夏休み。
いよいよ夏本番です。

2014/07/17

今日は祇園祭メーンイベント山鉾巡行の日です。雨が降らなくてよかったですね。
鉾に乗ったお囃子の人.山や鉾の引き手たちも.今日は熱いなんてもんやなかったでしょう。ご苦労様でした。おっと今年は24日に60年振りの後祭りと言われるのがあるのでした。規模は小さくなるけども山鉾巡行もあるそうです。
逆回りだというこれはまだ見たことがないので.見物に行くつもりでいます。
さてさて昨日のミネソタはミネアポリスって所もカンカン照りでした(ミネソタツインズのホームグラウンドです)。
そこで開かれた今年の大リーグオールスターズは今シーズン限りで引退を表明している.ヤンキーズ.デレク、ジータのための試合のような雰囲気がありました。ヤンキーズ一筋20年。長年キャプテンを務めたのも.彼にそれだけの人望があったからなのでしょう。その彼に対するリスペクトは、ヤンキーズ内にとどまらず他チームの大リーガーたち、多くの大リーグファンが共有しているものなのですね。
そう言えば去年引退したヤンキーズ絶対のクローザーだったマリアノ、リベラが最後の試合で流した大粒の涙が忘れられません。今年もまた僕は.ヤンキース最終戦でジータが流す涙でもらい泣きするんでしょう。きっと。
今年はダルビッシュも上原浩治も投げました。特に上原!立派でしたね。頼もしいですね。そして残念ながらDL(故障者リスト)入りの田中将大はまだ大リーグ一年生。来年も再来年もオールスターズは開かれます。完全に治してから復帰してほしいと思っています。

2014/07/16

煙草を買う以外.基本コンビニでは買い物をしません。特に食べ物はです。冷蔵庫にも入れずに何日も置いてあったおにぎりが.腐りもせずカビも生えなかったなどと聞くと.恐ろしくて口にできませんものね。
ところが土曜日の帰りに煙草を買いにコンビニに入り.ついでに食品棚を見ていたら僕の大好物の釜揚げしらすがあったので買ってしまいました。さっそく熱々ご飯に生姜醤油をかけてしらす飯。後で賞味期限を見ると7月28日となっていました。買ったのが12日ですから期限まで半月もあるのです。足のはやいしらすがですよ。
何を加えたらこんなに賞味期限を長く伸ばせるのか.怖くなってしまいますよね。
トヨタがピンクのクラウンを限定で発売してから.もうどれくらいになりますか?
初めて見ました5分前に。神戸ナンバーのピンククラウン。祇園歌舞練場の前をトロトロ走っていました。
ローズピンクに少し赤を足したような綺麗な色で.思わず目で追いかけてしまいました。運転していたのは予想に反してオジサンでしたよ。

2014/07/15

昨日.新町綾小路のT君のワイン屋で赤を8本購入。それを自転車のカゴに積んで店まで運びます。重いのでハンドルを取られて少しふらつきますが…
新町や室町.綾小路の鉾町の通りは一部が通行止めになっていて.何基もの飾り立てた鉾が立っています。蒸し暑い中.観光客たちは手にした団扇で顔に風を送りながら.鉾や山にカメラを向けていました。
写真の鉾は室町と綾小路の角に建つ「鶏鉾」。
高く聳え立ち威風堂々.あたりを睥睨するかのような鉾でした。
祇園祭りにあわせて界隈のホステスさんたちの浴衣姿が目立って増えました。良いもんですね。普段ミニスカートで言葉使いなどやんちゃなお嬢さん方も.素足に履き慣れない下駄なので足元が覚束かない様子。
「藍浴衣 ペディキュアの赤 黒の下駄」 Yuji

2014/07/14

今週は祇園祭り。
山鉾巡行.今年は17日の先の祭りと一週間後の後祭りと2回に分けて執り行うらしい。後祭りの巡行は逆回り.つまり東から西に巡るそうで.これが元々の本来の姿なのだそうです。
天気予報ではあいにく今週木曜日まで雨模様のようです。こうしている今も空はどんよりと曇っていて.今にも雨が降りそうな午後です。それでも明日ぐらいから観光客は祭りに合わせて.どっと押し寄せてくるんでしょう。
ところで「変身舞妓」という言葉を知っていますか?
観光客に舞妓風の着物を着せ化粧を施しカツラを被せ.外歩きの時にこっぼりを履かせれば.お手軽観光舞妓の一丁上がり。
祇園だけでなく宮川町や清水界隈でも看板ポスターをよく見かけます。
俗悪な色と有り得ない模様の.安物丸出しペラペラ衣装を着て.これも有り得ない下品メークの変身なんちゃって舞妓が近辺をよく歩いているのですが.その度苦々しい気分にさせられます。
外国人観光客の求めに嬉々としてポーズをとっているときが特に嫌ですね。「私たちはイミテーション舞妓です」とプラカードでも持って歩いて欲しいと思っています。
姫路から来たという写真のこの2人組は.なんでも今風花魁(おいらん)?に変身したらしい。写真を撮らせてと言うと.嬉しそうに笑顔で並んでくれました。俗悪趣味もいっそここまで極まればすがすがしい? にしても京都に来たのはこの変身のためなのですか? 姫路からわざわざ?

2014/07/12

一家に3人.鼠の干支の者が居るとその家は栄えると聞いたことがあります。
先週の深夜.男性2女性2の4名でいらっしゃったお客さまと干支の話題になったのですが.なんと僕も含めてその席の5人全員が鼠年生まれだったのです。
昭和23年鼠66才の僕からはじまり54.42.30才が2人。もう一回り下の18才若手が居れば.鼠が5廻り勢ぞろいだったのに。鼠が5人も揃っていたのに店は栄えるどころか.その夜は大のヒマでしたけど…
写真も先週のことです。
11時くらいだったと思います。祇園白川橋に4台のイルミネーション派手ハデ.思い切りのデコ3輪が排気ガスを撒き散らせて止まっていました。オーナーは全員50才過ぎ。自慢なのでしょうね。長い間停車して道行く人に見せびらかしていました。「写真を撮ってもいいですか?」「どうぞどうぞ」と上機嫌。
3輪だけどオートバイではなく車の扱いになるんでしょうね。内1台はなんとフェラーリでした。ベンツよりも高そう…
オール神戸ナンバー。はるばる京都の祇園まで遠征ってわけです。

2014/07/11

ヴィブラフォン88才.ピアノ80才.ベースが77才。平均年齢81才のジャズトリオがあるのをご存知ですか? 「ゴールデンシニアトリオ」(バンドの名前がダサすぎ!) このメンバーによるCDはもうすでに発売されており.近く2枚目をリリースする予定だそうです。
3人そろっておめでたい区切りの年ですね。米寿.傘寿.喜寿と。
そして開かれたライブの名前が「寿寿寿コンサート」なのだそうです。洒落てます。
3ベテランとも活躍の場が主に大阪.神戸だそうですが.メンバーの内ヴァイブの鍋島さんの名は辛うじて知っています。30年以上前に鍋島さんが演奏している.神戸北野坂のバーに連れて行ってもらう機会があり.恥知らずにもそこで一曲歌ったのを思い出しました。歌った曲も覚えていますよ。ジャズのスタンダードナンバー「酒と薔薇の日々」。赤面の至りです。
年を重ねた彼らからどんな演奏が聴けるんでしょう。どんなジャズなんでしょう。
きっと気負わず構えず.端正な音楽を聴くことができると思いますよ。