2014/06/17

清水寺には年間500万人の観光客が訪れるそうです。凄い数ですね。
そのうちの何割を中国人観光客が占めるのでしょう。
清水寺だけでなく八坂神社.祇園花見小路など.うろうろしている観光客の7割は中国人の団体ではないかと思われます。
大きな声で口々にしゃべり.なおかつその声の周波数が高いので.彼ら彼女らの近くにいると耳を塞ぎたくなります。
毎日一度はコーヒーを飲みに来るタリーズでも同様。やはり子供連れが大勢で喧しいことこの上ありません。今日は高島屋の一階でも.旗を先頭に10人ほどがゾロゾロとお買い物ツアー。
中国人観光客の皆さん、京都でいっぱいお金を落として帰ってくださいね。そうお願いするしかありません。
ひきかえ.欧米人観光客達は家族単位の少人数がほとんど。ゆったりと静かに京都観光を楽しんでいる気がします。
清水寺を訪れる年間500万人。参詣料から税金を取れるとすれば.いったい幾らになるのかな?

2014/06/16

昨日の日曜日.予定では起きてすぐに神戸三ノ宮の葛飾北斎展(ボストン美術館の里帰り展)を市立博物館に見に行くつもりでいたのですが.二日酔いと一週間の疲れが重なっていて体が重く神戸行きは断念してしまいました。
土曜日は調子に乗ってずっと飲んでいましたね。早い時間から最後4時半くらいまでほとんどワインばかり飲んでいました。以前はそうでもなかったのに最近では年齢のせいなのかブルゴーニュ.ピノノワール系を美味しく感じるようになっています。若い時分はボルドーとかのがっつん系が好みだったのですよ。
さて.花見小路四条を下がって二筋目を東に入るとステーキ.すき焼きの「十二段家本店」があります。ざっと築150年の建物の中に入ると.部屋には人間国宝だった河井寛次郎の焼き物と棟方志巧の作品が所狭しと飾ってあって驚きます。
襖は棟方志巧.有名な釈迦十大弟子の板画。版画だけでなく肉筆画も数点.そして各部屋の床の間や違い棚には河井寛次郎作品が惜しげもなく飾ってあります。
質.量ともに美術館並みの品揃えだと思われます。
お運びの女性に聞いてみると.先代が両氏と深い親交を結んでおり.自然と集まったものとのことでした。オーナーの家にはもっと沢山の収蔵品があるのでしょう。
河井寛次郎.棟方志巧好きの方はぜひぜひ訪れるべし。
やはり京都ですね。文化.芸術との関わり方がこれ見よがしでなく.さり気なく奥が深い。
但しステーキランチ(\4320)の味は残念…。

2014/06/13

T病院からの紹介状を持って京都市立病院の血液内科を受診したのが先月22日。
その医師から治療.治癒の難しい病気の疑いありと告げられてから20日あまり。病気の不安から眠れず悶々とした日々を過ごしてきました。
痛いし.ぞっとするほど不快だった骨髄検査が30日。昨日.その検査結果を聞くため.祈るような気持ちで診察室の前に座っていました。
担当医師が柔らかい目で僕に告げました。骨髄に異常なし。可能性が考えられていた病気ではなかったのです。
安心と解放感で.緊張していた体から一気に力が抜けてしまいました。
本当にありがたい。
今まで通りの日常を続けられる…病気によって日常を断ち切られることはなくなったのです。
僕にとって.それが何にもましてありがたいことでした。
いつも通り店を終え.いつものようにBSのMLBニュースを見ていたら.もう一つ嬉しいことが…ダルビッシュ有完封勝利。田中まー君完投で早くも10勝目。9回のホームランがもったいなかった。あれがなければ完封だったのに…

2014/06/12

花見小路四条を少し東北側「京都現代美術館.何必館」は重厚な石造り5階建のビルです。
日本画の名品や木村伊兵衛などの写真。現代作家の油彩など幅広い企画で展覧会を催しています。
今回は没後55年。「北大路魯山人展」(\1000)。
展示品の全ては借り物ではなく.全部美術館自前の収蔵品。見事なコレクションです。
陶器.書.絵.刻.鉄製行灯まで展示品は点数も多くバラエティー豊かです。
陶器は織部.備前.志野その他、一人の作家が作ったとはとても信じられないほどの万能.多才ぶり。
造形.彩色も伝統的なものから.とてもモダンな物まで多彩で飽きることがありません。
また多数展示されている書はどれも雄大で力感漲り.たとえ読めなくても.見て感じて受け止められるものだと教えられました。
それにしても魯山人。
改めて巨大な才能に脱帽です。
もう一度行きます。
「何必館」この入館料1000円はお安いですよ。

2014/06/11

時間を持て余して今日は京都の小さな美術館をハシゴしました。
官製ではなく.どちらも個人コレクターが美術館を造り自分の収集品を公開しているのですね。
言ってみれば.金持ちが財にものを言わせて集めまくった美術品を「どんなもんだ.俺の趣味を見ろ!すっごくねっ!」とお金を取って.興味のある人々に見せてあげているわけですよ。
それならいっそ無料で公開すればよいのに…
「清水三年坂美術品」(\800)は京都のM製作所がオーナーだと聞いています。幕末.明治のチマチマした工芸美術品がオーナーの趣味みたいですね。
今回は[根付け]を特別展示。材料も技法も様々に精巧微細に作られた[根付け]には驚くばかりですが.既視感を拭えませんでした。確か京都高島屋で根付け展を見た覚えがあるし.細密彫刻なら.例えば台北の故宮博物館の象牙や珊瑚に施された極小彫刻とかですね。なにせあちらの国では親子孫の三代で完成させて.時の皇帝に献上するといいますから。
清水三年坂美術館。展示品がよく見えるように.もう少し明るくしてください。目を凝らしてばかりいると疲れるのですよ。
ハシゴの2軒目は明日。ということで。

2014/06/09

夜から雨になるとの予報でしたが.今はカンカン照り。でも日陰に入ると涼しい風が吹いています。
本当に雨が降るのかな。
日傘をさして白川を散策している中年女性2人の.よーく考えると変な会話を.追い抜く時に聞いてしまいました。
「私ね.日本語をこんなにしゃべれなくてもいいから.英語を話せるようになれば良かったと思ってるの…アハハッ」。アクセントから察するに関東あたりの観光客ですね。手に「よーじや」の紙袋を提げていましたよ。品の良さそうなおばさん2人連れでした。
おしゃべりをするのが大好き…明るく陽気な声でした。そんな女性なんでしょう。満ち足りていていそう.楽しそうでしたよ。

2014/06/07

その昔.祇園花見小路や新橋の風情ある通りには置屋.お茶屋がびっしりと軒を並べ.夜になると軒提灯に灯が点り祇園情緒を醸し出していたものです。
時代のせいなのか.櫛の歯が抜けるように次々と廃業してゆき.その後には料理屋や土産物屋.はてはクラブやバーまでが新しく店を開いてきました。
昨夜遅くお見えになったお客様はカメラが趣味のご様子。
祇園歌舞練場のまん前に「ライカ京都店」がオープンしたと聞き.早速野次馬根性で見に行って来ました。
藍色の暖簾の右下に控えめな赤のロゴマーク。傍らの軒行灯も同様で祇園の通りに溶け込んでいます。
カメラはまったくの門外漢なので.さっさと2階の写真展示スペースへ。そこにはロバートキャパなどの写真家が撮った昭和の祇園風景などが展示されていました。
それにしてもお金をかけた贅沢な造りですよ。洗練された京都モダンって感じです。
さて.ライカが出店する前はやはりお茶屋さんだったんでしょうね。何という名前のお茶屋だったのかな。

2014/06/06

仕事帰りに「フレスコ」に立ち寄り.買いものをすることがよくあります。
東山高台寺の店は24時間営業なので.僕など深夜族にはありがたいスーパーです。それにしても増えましたね「Fresco」。何店舗あるのでしょうか。
昨日はミンチ肉.新玉ねぎ.玉子…そうです帰ってオムレツを作りました。
さあ食べようと.テレビをつけるとヤンキース田中将大が熱投中。ニューヨークでのデーゲームがライブで流れていて.観戦しながらオムレツを食べている僕。
何か不思議な感じです。
新玉ねぎが中玉3個で100円。駄目でしたね.美味しくなかったなあ。「安物買いの銭失い」…母が言っていた言葉です。

2014/06/05

昨日.珍しくぽっかりと時間が空いたので.京都国立博物館「南山城の古寺巡礼」展を見てきました。
南山城…10年以上前の良く晴れた春の日に.友人と加茂町にある浄瑠璃寺を訪れたことがあります。
御堂に居並ぶ壮大な九体阿弥陀仏に圧倒され.そしてその御堂を望見出来る池と三重の塔を配した見事なお庭に.離れがたい思いを抱いたのを覚えています。
その浄瑠璃寺からは今回大小5体の四天王像が出展されています。
30センチに満たない可愛い?四天王には当時の彩色がよく残っていて.まるで今流行りの精巧なフィギュアを見ているようでした。
そして四天王に踏みつけられている餓鬼たちにも.小さいながらそれぞれに豊かな表情があり.想像力をかき立てられます。
大きな持国天像も一体。その憤怒の形相は歌舞伎役者の見得の一瞬を見ているようです。足下の餓鬼は正面を向き.なぜか幸せそうな笑みを浮かべているのですが.踏みつけられて.尚嬉しそう。
浄瑠璃寺再訪かなえたいものです。
ほど近い一休寺まで足を伸ばし.傍らのベンチに腰掛けお手製弁当を広げたのも懐かしい思い出です。

2014/06/04

京都在住の人にはお馴染みですね。
老舗パン屋志津屋"不動の定番"2つ。左がカルネ(\170).右側がカスクート、ハーフサイズ(\190)です。
カルネはバンズにハムと玉ねぎ。カスクートはフランスパンにハムとチーズが挟んであるだけという.とてもシンプルなものです。
パン自体が美味しく.飽きのこない味なので.最近は毎日どちらかを出勤途中.八坂神社近くの店で買い求め.お客さんのいない時に食べています。
休憩時に何かしらお腹に入れておかなくては.閉店まで持ちませんから。これくらいのパン1個がちょうどよいのです。サッと食べれるし.お腹も膨れすぎませんし。
創業者の奥さんの名前が志津江か志津子だったか…それが店名の由来らしい。まっどうでもよい情報なのですが。
今日は強い風が吹いています。もう少ししたら雨が降り出しそうです。